MATU⭐︎KATAブログ

自己成長ブログ

都構想について思う事。

本日は11月1日に住民投票が行われる大阪都構想について書いて行こうと思います。

 

自分は賛成でも反対でもないのですがテレビやネットで交わされる意見を見て思うことを書いて行こうと思います。

 

まず、僕が最も怖いと思うのは中身を理解しないまま賛成や反対の立場を明確にしている人が一定数いると言う事です。

何となく良さそう!維新が言うから間違いない!とか。逆に反対派も大阪市がなくなるからダメ!とか維新が嫌いって理由だけで反対したり論理的に明確な理由を説明できるほど理解していないのに大きな決断をしようとする事の恐ろしさが分からない人が一定数いる事に驚きます。

 

そして賛成派反対派ともにロジックがずれていたり曖昧だったりもします。

 

例えば、賛成派の主張。

 

二重行政の無駄を解消←これに関しては二重行政そのものが無駄を生み出す問題なのではなく無駄遣いをする政治家が問題なのです。たとえ二重行政でも変に対立して無駄遣いしなければ問題無いわけで都構想が実現してその無駄が生まれる余地を可能性から無くして行くと言ってますが変な政治家が上に立つと二重行政による無駄はなくなっても純粋な無駄遣いは生まれますしシステムというより行政の運営の問題かと思います。

 

古いシステムを変える必要がある!←古いものが必ずしも悪くて新しいものが必ずしもいいとは限らないので古い新しいだけで事の是非を決める要因にはなりません。

 

次に反対派の主張。

 

大阪市の税金が府に吸い上げられて住民サービスが低下する!←これは税金の意義を理解していたら出てこない発言ですし逆の立場なら庶民はブチ切れてるでしょう。そもそも税金というのは余裕のある所から余裕のない所あるいは必要なところに賄うためのシステムです。もし富裕層たちが俺たち金持ちの方が庶民よりも多く税金払ってるんだから俺たちを優遇しろ!俺たちの納めた税金を庶民に還元なんてふざけるな!と言えば間違いなく反発するでしょう?大阪市権限が!とか府に税金が流れる!と言う人はこれと全く同じ論理なのです。

 

東京都は23区に人口が7割いるけど大阪市には3割しか居ないから市民の意見が反映されない!←そもそも何で大阪市とその他の地域で支持する勢力が3対7という事になるんでしょうか?大阪市の中にもいろんな考えの人がいて全てが一致する訳でもないし逆に大阪の他の地域の人たちと考えが被る事もあるでしょうし人口比率と政治思想勢力を結びつけるのは流石に無理があります。

 

長くなりましたが、どこでコメントや意見を見てもありきたりな受け売りの意見が大半で自分の頭で考えて答えを出している人は必ずしも多くないと個人的には感じます。

 

政治に関心を持たないことがいかに恐ろしいか自覚ある人が増える事を願います。